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 フォトエイジング(光老化)と悪者「酵素」の関係
 
 お肌のシワ、たるみの大きな原因として、注目されているのが紫外線による光老化(フォトエイジング)。これは、紫外線によってコラーゲン分解酵素(コラゲナーゼ)の作用が活発になるから起こると考えられています。また、紫外線はエラスチン分解酵素(エラスターゼ)を過剰に作り出してしまうのです。紫外線は悪者酵素たちを活発に働かせたり、過剰に増加させたりするのです。

 やっぱり、紫外線対策は美肌維持の最重要課題のようです。今年の夏も、紫外線対策は万全に!!
 
   分解されてしまったコラーゲンを補うには?
 
 真皮にはコラーゲンやエラスチンといった繊維やヒアルロン酸などを作り出す線維芽細胞という細胞が存在します。この繊維芽細胞の活性化を促進することによって、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成が高まり、若々しい素肌を保つことができます。

 近年の研究で、この繊維芽細胞がコラーゲンを産生するには、原料として、食事からのタンパク質の供給はもちろんですが、ビタミンCと女性ホルモン、さらにミネラルとして鉄イオンが重要な働きをしていることがわかりました。
 真皮のコラーゲンを補うには食事からのアプローチが必要なのですが、コラーゲンはタンパク質の一種なので、食事によって摂取された肉や魚などに含まれるタンパク質は一旦、身体の中でアミノ酸に分解されてから吸収され、体内で再びコラーゲンとして合成されます。しかし、コラーゲン成分のアミノ酸は偏っていて、ハイドロキシプロリンというアミノ酸が非常に多く必要なのです。

 ビタミンCはタンパク質中に含まれたプロリンというアミノ酸をハイドロキシプロリンに変えるプロリン水酸化酵素が活発に働くための必須成分です。体内でコラーゲンを合成させ、若々しいお肌を維持するには、食事やサプリメントを利用して、タンパク質と一緒にビタミンCを摂取することが大切です。また、ミネラルとして鉄イオンもあわせて摂取することで、コラーゲンの生成をもっと高めることができます。これで、悪者に分解されてしまったコラーゲンを補うことが出来ます。よかったですね。
 
 
◆コラーゲン・エラスチンの生成を助けて、シワ減らす方法◆
タンパク質ビタミンCの補給で、繊維芽細胞にコラーゲンをしっかり作らせましょう。
 
 
 ハイドロキシプロリンを増やすためには、プロリンというアミノ酸の摂取とビタミンCの摂取が必要になります。プロリンはタンパク質全般に含まれていますが、特に多く含むのはゼラチンです。ゼラチンは15%もプロリンを含んでいます。ゼラチンが入っているゼリーなどを食べるととりやすいでしょう。寒天ではありません。間違えないようにしましょう。
 

 
終わり
 
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