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 夏の皮脂には要注意!
 
 皮脂の1日の分泌量は1〜2gだといわれています。季節変動が大きく、気温の高い夏の分泌量が多くなります。

 皮脂分泌というのは血行が大きく関係しています。そのため、気温や運動、ホルモンによって分泌量が大きく変化します。気温が上がると、お肌の毛細血管が膨張しますから、お肌の血行がよくなり、皮脂分泌は増加します。また、運動でも、血行がよくなりますから皮脂分泌が増加するのです。このように、皮脂分泌に対して一番影響を与えるものが血流です。
ちなみに低温の冬と、高温の夏とを比較すると、額の部分で夏は冬の約2倍になるといわれています。

※冬の乾燥肌対策には血流アップのマッサージが効果があるのは、皮脂分泌が上がるためです。
 先月のトピックスでお話しいたしましたが、夏は皮脂分泌量が2倍に増えるうえに、夏場の強い紫外線によって、より活性酸素が発生しやすく、その活性酸素によって、皮脂や化粧品に含まれる油脂類が酸化して、過酸化脂質という身体のさび、お肌の老化促進物質にかわってしまうのです。だから、夏の皮脂対策はとても大切になるのです。
 
   皮脂分泌量は絶え間なく分泌しているわけではありません。
 
 皮脂分泌量は絶え間なく一定に分泌しているわけではありません。皮脂の分泌はある一定量に達すると、皮脂腺に圧力がかかって、皮脂の分泌を抑えるようになります。これを飽和皮脂量といいます。

 実験的にアルコールでお肌の皮脂を取り除くと、皮脂は2〜3時間内で急速に分泌されます。しかし、ある量まで皮脂量が回復すると、その後の皮脂分泌は緩やかになってくるのです。この2〜3時間という時間が、夏の皮脂対策のポイントになります。
 

 
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