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 細胞間脂質を増やす食品
 
 細胞間脂質をお肌に作らせるには、実は食事が大切なのです。とくに、細胞間脂質の原料になる「コレステロール」、コレステロールは動脈硬化や、高脂血症などの生活習慣病の原因になるので、とかく敬遠されがちですが、皮膚にとっては新陳代謝を活発にし、細胞間脂質を合成させる働きがあります。その証拠に、高脂血症の治療でコレステロールを下げる薬をのむと皮膚がカサカサになり荒れてしまうのですよ。あまり摂りすぎるのはよくありませんが、コレステロールを 多く含む卵を1日1個食べるようにしましょう。

 また、高脂血症の治療の乾燥肌対策として、
細胞間脂質を増やすために青魚(魚油)を食べることが勧められています。イワシやサバなどの青魚はEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)にくわえて、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどが多く含まれているので、細胞間脂質の補給に最適です。また血流を良くすることで、新陳代謝を高める効果もあります。とくにビタミンDは表皮の分化を調節する働きがあり、表皮細胞の細胞膜を厚く丈夫にするのです。また、脂質の代謝を促進して、細胞間脂質を増やす効果があります。

  青魚は美肌効果バッチリの食べ物なのです。ただ、お肌に良いEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は油脂ですから非常に酸化されやすく、酸化されると過酸化脂質が生成され、有害物質に変化してしまうのです。その対策として、ビタミンC、ビタミンE、ベーターカロテンなどの抗酸化力のある成分と一緒に食べることが大切です。

 上手に食生活の中に取り入れて、細胞間脂質タップリの健康美肌を作ってください。乾燥の厳しい冬は、もうすぐそこですよ!

イワシやサバが苦手な人はマグロやサーモン、ウナギなどにも相当の成分を含んでいますので、それを食べるようにしましょう。

 
アーモンド、ピーナッツ、うなぎの蒲焼など抗酸化能力に大変優れ、怪我や火傷など患部に発生した大量の活性酸素を消去する力が強い
ブロッコリー、イチゴ、レモンなど活性酸素消去作用のみならず肌のコラーゲン生成を促し、弾力性を保持してシワを防ぐ効果もあります。
ビタミンCは壊れやすく調理の仕方やタバコには注意しましょう。
焼き海苔、ニンジン、ホウレンソウなど抗酸化力はビタミンEに匹敵し、ビタミンC,Eと協力して、酸化を防ぎます。癌の予防効果にも注目されています。
生のままでは吸収されにくいので、加熱調理して摂取しましょう。
ウナギ、レバー、干しシイタケなど
特に肌、髪、爪の健康を保ってくれます。
牡蠣、昆布、ココアなどに含まれるミネラルも活性酸素除去の補佐役となりなくてはならないものです。ミネラルなしではお肌の健康を守ることはできません。
 
このような食品を意識して、摂取するように心がけてみてください。
 
やっぱりお肌は弱酸性! 弱酸性スキンケアで対応。
 実は最近の研究で角質層を弱酸性(PH5.5〜6.0)にすることで、細胞間脂質セラミドの合成が促進することがわかりました。
 スフィンゴミエリンからセラミドを作る酵素とグルコシルセラミドからセラミドを作る酵素が弱酸性下で活性化することがわかったのです。やっぱりお肌は弱酸性が一番!弱酸性スキンケアでお肌のセラミド合成を助けてあげましょう。
 また、セラミドの合成は加齢によって減少してしまいます。最新のデータによると50歳代では20歳代にくらべるとセラミドが半分以下になっているという報告があります。30歳を過ぎればセラミド配合スキンケアも良いと思います。

 年齢を問わず、秋のスキンケアのポイントは弱酸性とセラミドで決まりです。
 

 
終わり
 
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