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 皮脂膜・NMF・細胞間脂質の3つの働きが悪くなると・・・
 
 お肌は皮脂膜・NMF・細胞間脂質の3つの働きで、健康でみずみずしい肌が作られているのですが、この働きが衰えてしまった場合は敏感乾燥肌の傾向が出てきます。
 
 ■敏感乾燥肌とは・・・
 
 皮脂膜、NMF、細胞間脂質の働きが悪くなると、角質細胞がめくれ上がって、お肌のバリアゾーンが崩れてしまいます。わかりやすく言うと、お肌に小さな隙間がたくさんできている状態なのです。その隙間が出来てしまことから、抗原や化学物質が侵入しやすくなり、アレルギー反応を起こしやすくなってしまうのです。加えて、その隙間から水分が蒸発してしまいますので、水分保持ができなくなり、敏感乾燥肌になってしまうというわけです。
 お肌がカサカサになってしまった乾燥状態での角質層水分量は10%以下だと言われています。(普通肌では15%〜20%の水分量)
 
 
 お肌の乾燥、敏感肌を何とかしたい! そんなときは・・・
 
角質層の働きを意識して、日々のスキンケアを行ってみましょう。
 
ステップ1
まず第一に洗顔方法を見直してみましょう。
洗顔方法
 
 過剰な洗顔はひかえるようにしてください。過剰な洗顔は角質層を傷つけ、薄くしてしまうことで、お肌の保水力とお肌のバリア機能を低下させてしまう原因になります。
 お肌のコンディションをみながら、洗顔方法を調節するようにしましょう。
 その為には毎日のメイクにも気を使う必要があります。
出来るだけ洗浄時に落としやすい、軽いメイクを選ぶことが大切です。
 また、アルコールや合成界面活性剤の含まれた洗顔料、クレンジング剤は使用しないようにしましょう。
角質層の細胞間脂質を溶かしバリア機能を低下さてしまう恐れがあるためです。
 
ステップ2
角質層に優しい基礎化粧品でしっかり保湿。
基礎化粧品
 角質層の細胞間脂質を溶かしバリア機能を低下さてしまう恐れがあるため、アルコールや合成界面活性剤の含まれた基礎化粧品は使用しないようにしましょう。
 
ステップ3
お肌のバリア機能を高めるケアを心がけてください。
バリア機能
 バリア機能を高めるには細胞間脂質の主成分であるセラミドを補給することが大切です。敏感乾燥肌でお悩みの方には合成界面活性剤を使用していないセラミド配合の基礎化粧品をオススメします。
 お肌のバリア機能を高めてあげることが、肌質にかかわらず大切なことです。細胞間脂質を意識した角質層を大切にするケアで、乾燥の厳しい時期を乗り切ってください。
 
 ステップ1〜3を行なってもお肌が乾燥してしまう場合は?
 

 お肌が乾燥してどうしようもない場合にだけ、応急処置的な油分の補給をすると良いでしょう。季節も関係なしに、いたずらに油分を長期継続的に補うと逆に皮脂腺を退化させてしまう恐れがあり、慢性の乾燥肌になる原因になりますので、1年を通して毎日油分を補い続けるようなスキンケアは感心できません。皮脂膜は自身の皮脂により、自身の肌で作られるものがベストなのです。基礎化粧品はあくまでもその代替に過ぎません。

ちょっと一言
 
 角質保護が必要な敏感乾燥肌の方は、ケミカルピーリングは絶対にしないようにしてください。ケミカルピーリングは角質をはがす行為ですから、お肌の保水力とお肌のバリア機能がますます低下し、余計に敏感乾燥肌の傾向が強くなります。気をつけましょう。
 
 

 
終わり
 
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