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 表皮のはたらき
 
表皮のはたらき 美しく健康な肌づくりに最も大切なのは表皮の働きといわれます。表皮は4つの層(手のひらや足の裏は5層で成り立つ)に分かれ、表面から「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」で構成されます。(右図参照)基底層で新しく作られた細胞は、皮膚表面に向かって徐々に変化しながら押し上げられ、垢となってはがれ落ちます。このように新しい細胞と古くなった細胞がいれかわることを新陳代謝(ターンオーバー)といいます
  このターンオーバーの周期は一般に28日間で、私たちの健康状態がよければスムーズに行われ、また、年齢とともにこの周期が遅くなることもわかってきました。 
  さらに、1日24時間のなかのサイクルで考えると、夜の12時から夜明けまでは肌の新陳代謝がピークを迎え、美しい肌を作るには、夜更かしは禁物ということが科学的にも実証されています。夜はしっかり寝て、ターンオーバーをさまたげないようにし、肌に負担のかからないようにしてあげる。これが美しい肌をいつまでも保つための一番の秘訣であることがいえます。
 
 
角質層
角質細胞とその間を埋める細胞間脂質からなり、外からの刺激や異物の侵入を防ぐ役割があります。また、角質層には水分保持するためのNMFセラミドという天然の保湿因子があり、これによりしっとりしたみずみずしい肌を保つことが可能となります。
 
顆粒層
紫外線から肌を守る役割があります。角質層と顆粒層の2層を角化層(バリアゾーン)といい、肌の表面を保護しています 。
 
有棘層
栄養を補給する役割があります。
 
基底層
表皮細胞を生成する役割があります。また、メラニン細胞を持ちメラニン色素も生成されます。(第2のバリアゾーン)
 
 
 真皮のはたらき
 
 皮膚の弾力とハリを保つのが、皮膚の中心ともいえる真皮の働きです。真皮にはコラーゲン、エラスチンという繊維状の物質が網の目状に分布し、その隙間を粘膜状の液体であるムコ多糖類(ヒアルロン酸)が埋めています。これらの物質は全て真皮の水分保持の働きにすぐれ、肌の弾力とハリの保持に大きな役割を果たします。
パンとカステラ
 
 
ムコ多糖類(ヒアルロン酸)
保湿成分であり、13歳位から減少します。赤ちゃんの肌に多く含まれており、1gで5000ccから6000ccの水分を保持できる性質があります。不足すると、老化現象が起こりみずみずしさや若さがなくなります。(例えば、食パンとカステラでは、カステラの方が糖質を多く含むためいつまでもしっとりしているのはこのためです)
 
コラーゲン
弾力繊維であり、30歳位から減少します。保湿性や弾力を与える第2の皮膚とも言われ、不足すると弾力やツヤがなくなりしわの原因になります。
 
エラスチン
弾力繊維であり、25歳位から減少します。老化しやすく破壊されるとハリとツヤがなくなります。
 
 

 
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