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   夏の紫外線下は、なんと言っても過酸化脂質の対策が重要です!
 
 過酸化脂質というのはシミ、シワ、化粧かぶれ、ニキビなどの原因になってしまう、お肌にとっては大敵物質。油性オイル成分には大きく分けて油脂類、ロウ類、炭化水素、エステル、シリコンなどがあり、過酸化脂質は酸化しやすい不飽和脂肪酸を含む油脂類(植物油、動物油など)が酸素(活性酸素)と結合して、酸化されることによって発生します。また、紫外線によって、皮脂や化粧品成分中の油脂類の酸化は促進され、お肌の大敵である過酸化脂質の発生が促進されてしまいますから、紫外線の強い夏時期には酸化しやすい油脂類を使用していないファンデーションを使うことがポイントになります。

 過酸化脂質は活性酸素と油脂類に多く含まれる不飽和脂肪酸がくっついたもので、シミ、シワ、お肌の炎症、ニキビなどの原因となり、お肌の老化の主原因だと言われています。

ポイント
 
ファンデーション、日焼け止めというのは紫外線下で使用されることが多い製品。それだけに、過酸化脂質を発生させない製品を選びましょう。
 
 
   過酸化脂質が増えてしまう要因(油脂類の酸化を促進させる要因)
 

油脂の酸化を促進させる要因を見てみましょう。

日光
特に紫外線は活性酸素の発生を促進し、油脂の酸化を促進させてしまいます。
日光
 
温度
温度が高くなると酸化が促進されてしまいます。
温度
 
金属類
 
金属は油脂の酸化反応の触媒として作用するため酸化を促進させてしまいます。その促進させるの強さは 『銅>マンガン>鉄>クロム>ニッケル>亜鉛>アルミニウム』の順になります。ファンデーション、チークには鉄、亜鉛の化合物がよく使用されています。また、マンガン、クロムなどの化合物はアイシャドウなどに良く使われます。
 
金属類
 
有機化合物
キサンテン系のタール色素、クロロフィル、香料など
有機化合物
 
微生物
微生物による油脂類の分解
微生物

油脂が酸化する要因を記載しましたが、これらを見ると、真夏の紫外線下で、ファンデーションや日焼け止めをつけた状態では過酸化脂質を発生させる要因の中に居るような、過酷な状況であることがよくお分かりいただけると思います。
 
 ■夏は...
紫外線量が多く
気温も高い
ファンデーションには金属化合物、タール色素、香料が使用されている物が大半です。
夏はこんなに過酷な状態
 

 
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