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   老化はなぜ起こるの?
 
「老化がなぜおこる」ということに関しては、さまざまな学説があります。
 
 細胞の酸化によって障害が起こり老化するという説です。この説は最近、特に注目を浴びています。
  酸化するということは、ある物質と酸素が結びつくということです。金属がさびる(酸化する)ことと同じです。金属でもさびてしまうと、もろくなり長い時間がたつとボロボロになってしまいますよね。それと同じで、細胞も同じように酸化によって、傷つきボロボロになるということです。
 その酸化反応は強い活性酸素(フリーラジカル)によって起こり、その結果、細胞膜が傷つけられてしまうのです。細胞膜を構成するリン脂質に含まれる不飽和脂肪酸や皮膚組織にあるスクワレン(※スクワランとは違います)などの不飽和化合物を酸化させ、過酸化脂質に変えてしまうからです。
 また、フリーラジカル(活性酸素)によって発生した過酸化脂質は細胞組織の活動を低下させる作用があります。まさに老化の大敵!しかも、困ったことに、加齢によってフリーラジカルに対する防御システムの機能が衰えてきますから、加齢と共に、過酸化脂質が発生しやすくなってしまうのです。
 皮膚の場合では、この過酸化脂質によって皮膚炎などの炎症、ニキビ、シミなどの色素沈着を起こしてしまい、長期的にはシワの発生にまでかかわってきます。

 ホルモン分泌などの内分泌異常、または紫外線、放射線、化学物質などの外的要因で、DNAがたんぱく質と結びつく過程で損傷を受け、染色体の異常の蓄積の結果として老化が起こる。

 私たちの周囲にはさまざまな病原菌やウイルス、雑菌が無数に存在します。その病原菌やウイルスから身体を守っている機能が免疫機能なのですが、その病原菌やウイルスを撃退する免疫機能が、自分自身の身体を攻撃することによって、身体の老化がおこる。

 皮膚もそうですが、身体の様々な組織を形成しているコラーゲンはコラーゲン分子同士をつなぐ橋かけ(架橋)によって、その構造を保っています。
 コラーゲンが繊維として必要な強度を保つためには、定められた場所に、定められた数の橋かけ(架橋)が必要なのですが、加齢に伴って定められた場所以外に、ばらばらに多数の橋かけが、できてしまいます。これがコラーゲンの硬化の原因といわれています。お肌の硬化も、そのコラーゲン硬化が原因になっているといわれています。

 加齢と共に細胞組織そのものが消耗してしまう。
 ホルモンの消費も消耗説になります。
 

 
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